こんにちは、荒蒔です。
もう4月です。早いもんですね。
さぁ、とても暖かくなり、お出かけしたい気分ですね。
しかし、ご注意して下さい!!『マダニ』に!!!
マダニとは、大型のダニの仲間で、
大抵山林などの野外に生息しています。
私たちがダニと聞いて、
家などにいるダニのイメージがあると思いますが、
家のダニとは、生態が全く異なります。
住宅ダニが顕微鏡で見なければ見極めできない大きさなのに対し、
マダニは肉眼でも十分見定めできるな程大きく(2~3mm程度)、
ほ乳類やは虫類の生き血を餌にしています。
吸血後のマダニは3倍程度に膨らむため、
肉眼でも、明確に検証する事ができるのです。
その上、住宅ダニは角質や食べこぼし、ホコリの中の養分、
汗や唾液や皮脂を養分にしているため、
この両者は、同じダニの仲間でも生物分類上は、
かなり大きな異なる点があるという事になります。
家屋ダニも、アレルギー性疾患のきっかけ物質として、マダニは、
住宅ダニ以上に危険だと言われております。
また、毎年マダニやその仲間である、ツツガムシなどの、
トラブルによって命を落とすことがあります。
マダニの生態マダニを含めた、ダニの仲間は昆虫よりも、
クモやサソリに近い仲間になります。
したがって足は8本という事になりますね。
餌は、大抵ほ乳類やは虫類などの生き血で、
大きさはダニの種類によって、
まちまちですが、マダニの事例、いつもで2~3mm程度で、
吸血後は3倍以上に膨れ上がるため、
肉眼でも十分検証する事ができるです。
家屋ダニと異なる点いつもは、山林や湿地帯などわりと、
湿気の高い箇所の草むらに生息しています。
宿主に寄生するときには、草むらの葉っぱの先端に潜み、
付近を通った動物がその草に触れた瞬間に乗り移ります。
一度寄生したマダニは、1週間以上宿主の血を吸い続け、
その後一時的にその宿主から離れ休眠し、
その上他の宿主を探します。
これを一生のうちに三回リピートするといわれています。
三度目の吸血のときに成熟したマダニは交尾を行い繁殖します。
マダニの生息地ダニの仲間は、
湿気の多々ある箇所を好むという点で共通しています。
したがってマダニのような、外ダニの時は、
森林や草むら、湿地帯、水田などが主な生息地となります。
いつもは植物の木の葉の先端に潜んいて、
付近を動物が通って、
マダニが潜む、葉っぱに触れた機会で寄生します。
マダニはほ乳類やは虫類の生き血を餌にして生息していますが、
血を吸う時には吸っている血が固まってしまわないように、
血小板の働きを鈍らせる成分を分泌します。
マダニは1週間以上も血を吸い続けるため、
血小板の働きを鈍らせる成分も、
その期間中常に体内に注入され続ける事になり、
寄生された宿主では体内の血小板数が少なくなり、
多彩な不調を覚えるようになり、
最悪の時死に到る場合もあるのです。
このような症状を来す病気を、
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」といいます。
マダニが大量生じて、マダニによるトラブル報告が増えるのは、
だいたい春先から秋の行楽季節にかけてです。
マダニに特に配慮が、必要なのが薄着で屋外に出る事が多くなり、
長いお休みから真夏にかけてという事になります。
しかし、一月に山口県でマダニによる感染症で死亡した事例が、
大きく報道されました。
これで、わかるように、一年中マダニは生息していると
考えられますね。
マダニも住宅ダニと同じく、春先から秋口にかけて、
大量生じてする季節と捉えられていますが、
いまだにその生態には謎なところも多く、
マダニが生息している、
山林や湿地帯に出かけるときには、
軽装など肌の露出の多々ある格好では、
出かけない事が大切です。
特に下半身は半ズボンで、素足にサンダルというのは、
すぐに、マダニに取りつかれやすい格好ですからNGです。
ゴム製の長靴など、マダニが取りつきにくい靴に、
長ズボンの裾を充分にと、
長靴の中に入れるか、裾が絞れるタイプのズボンにして、
十分なマダニ対策を施しましょう。
もし、マダニに刺されたら、
マダニは目視可能な程度の大きさですから、
仮にマダニを見つけたら、直ちに病院にいって、
除去してもらいましょう。
この時、自身で取り除くのは必ずにNGです!
無理やり、マダニを引き抜こうとしたら、マダニの一部が、
体内に残ってしまったり、マダニが持っている病原菌などが、
他の部位に付着して感染を広げてしまう可能性があります。
くれぐれも、自己決断で除去しようとせずに、
医療機関に、適切な処置を受けるようにしましょう。
くれぐれも、出かけるときはご注意して下さい。