こんにちは 荒蒔です。
毎日の業務 お疲れ様です。
感染症は、いつ起こるかわかりません。
注意していきましょう。
今日のテーマは、こどもに多いのどの病気 「溶連菌感染症」です。
それでは、参りましょう。
こどもに多いのどの病気です 溶連菌感染症
溶連菌感染症




こちらは、タイトルにも書いたありますように、こどもに多い、のどの病気です。
『大人だから大丈夫だろ?』と思ってはいけません。感染する恐れがあります。
あなたのお子さまが、「のどが痛い」という時、その大部分は、ウイルスや細菌に感染して、
“のど”に炎症を起こしている状態です。その多くはウイルスによります。
細菌では、怖い、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などを、引き起こす溶連菌が重要で、
この細菌による感染症は、こどもに多い病気です。
溶連菌感染症てどんな病気?




溶連菌とは、正式には、溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、
α溶血とβ溶血を示す2種類があります。
後者で、人に病原性を有するものは、A群、B群、C群、G群などです。
主に“のど”に感染して、咽頭炎(いんとうえん)や扁桃炎(へんとうえん)、そ
れに、小さく紅い発疹が症状として出る、猩紅熱(しょうこうねつ)
といった病気を、引き起こします。
“のど(咽頭・扁桃)”に感染する病原体は、いろいろなウイルスや細菌があります。
細菌では、溶連菌が代表的ですが、ほかに、肺炎球菌やインフルエンザ菌
(インフルエンザとは関係ありません)といったものがあります。
溶連菌感染症の症状は?




症状の代表的なものは、発熱(38〜39℃)と“のど”の痛みです。
しかし、3歳未満ではあまり熱があがらないと言われています。
そして、体や手足に小さくて紅い発疹が出たり、舌に、イチゴのような、
ツブツブができたりします。イチゴ舌と言い、確認してみて下さいね。
そのほかに頭痛、腹痛、首すじのリンパ節の腫れもみられます。
急性期を過ぎますと、発疹のあとには、落屑(皮むけ)が認められるようになります。
風邪と違って、咳や鼻水が出ないというのもこの病気の特徴です。この病気には、
潜伏期間があり、実際に感染してからだいたい2〜5日で症状がでます。
治すには、お薬を飲み続けましょう。




溶連菌の感染とわかれば、熱やのどの痛みといった症状をやわらげるお薬のほかに、
抗菌薬が出されます。抗菌薬は、病気の原因になっている
溶連菌を退治する、大変重要なお薬です。
お薬を飲み始めると、2〜3日で熱が下がり、のどの痛みもやわらいできます。
確実に溶連菌を退治し、重大な続発症(合併症)を引き起こさないために、
症状が消えても抗菌薬は、しばらく飲み続けなくてはいけません。
一部の抗菌薬以外は、5~10日間飲み続ける必要があると言われていますので、
医師の処方どおりに、最後まで飲ませることが大切です。
家の中で注意すること!!




溶連菌感染症は、繰り返しかかることもあります。初めにもお伝へしましたが、
大人になってもかかります。溶連菌感染症の症状としては、咳や鼻水がありませんが、
日常生活の中で出る咳やくしゃみなどによって近くの人に、
感染(飛沫感染)することがあります。
また、溶連菌に汚染された食品が原因のこともあります。
一人がかかったら家族、特に一緒に遊んでいる、兄弟への感染に注意が必要です。
食べさせて良いもの・悪いもの。
食べて良いもの・悪いものがあります。もちろん“のど”に刺激を与えるものです。
炭酸水の飲料などは、飲ませないよう注意しましょう。
食べさせて良いもの・・○
1)のどごしが良いもの
ゼリー・ヨーグルト・ババロア・プリン・ポタージュスープなど
2)消化のよいもの
お粥・パン粥・煮込みうどん
煮た野菜(ほうれんそう・にんじん・大根・じゃがいも、など)
豆腐・茶碗蒸し・白身の魚など
食べさせて悪いもの・・☓
熱すぎるもの・冷たすぎるもの・辛いもの・すっぱいもの・にがいもの
元気に遊べるようになると、お子さんもご家族も、もう安心と思いがちです。
しかし、続発症(合併症)や再発のおそれがありますので、抗菌薬は、
医師が指示した期間中、しっかりと飲むように、注意して下さい。