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こんにちは、荒蒔です。

ある病院によると、機器は骨を切断する「ブレード」や、

穴を開ける「ドリルバー」。手術の際には大きさや形状が違う、

複数の機器を開封して用意し、実際には患者さんの体

に合うものだけを使用するのですが、

使わなかった機器も感染防止のために、

廃棄する必要があるとされてきました。

しかし、病院では、未使用やほとんど使用していないものを、

院内の専用装置で洗浄し滅菌処理し、

安全性に問題ない事がわかりました。

未使用のを捨てることは、もったいないですものね。

また、歯医者さんである、歯科医も同じようなことが言えます。

歯科医では、手袋や、歯を削るドリルを取り付ける

「ハンドピース」と呼ばれる

金属製の柄を、患者ごとに変えません。

院内感染対策に関連する歯学部などでの考えは、

2000年前後で変わったようです。

例を挙げると、肝炎ウイルスやHIV(エイズウイルス)に、

感染している事がわかっている患者さんが、歯科治療を望んで、

ある歯科医院に予約の電話をしてきたとしましょう。

どうしたらよいでしょうか。

正解といたしまして、十分な院内感染対策を行い、

感染症患者を分ける事なく、いつも通りの治療を行う事です。

日本歯科医学会の指針が、

治療が終わるたびにハンドピースを着脱して、

滅菌したり、すべての患者ごとに手袋を取り替えしたりするよう、

定めています。

このように、感染症患者かどうにかに結びつきなく、

血液、唾液などはすべて感染性があるとして取り扱う手法を

「スタンダード・プレコーション(デフォルト阻止策)」といいます。

以前のブログで解説いたしました。

スタンダードプリコーション患者さんを対象した『標準予防策』

ただし、それ以前に歯学部で教育を受け、

卒業後に最先端の医療知識を、取り得ていない一部の歯科医では、

スタンダード・プレコーションの必要性を感じずに、

まったく実践していない人がいるものと思われます。

ハンドピースなどを患者ごとに取り替えしない要因として、

もう一つ考えられることは、やはり、コストの問題です。

ハンドピースは精密機器で、

一本10万〜20万円もするとされています。

患者ごとに取り替えして滅菌するとなると、

多くのハンドピースをそろえたほうがよく、

その分コストがかかります。

さらに滅菌は、高温の蒸気生じて装置に入れて行いますが、

これが機器を傷め、重宝する製品寿命が短くなるという、

歯科医もいます。

院内感染対策をちゃんとやろうとすれば、1人当たりの患者に、

必要になる経費は、そこそこ必要になるのは確かです。

歯科の診療お金が上がれば、その分、院内感染対策に振り向ける分も、

出てくると考えます。

患者が窓口で支払うお金も増大しますが、

すべての歯科医院で、ちゃんと院内感染対策を行ってもらえるなら、

相応の負担することができます。

けれども合わせてスタンダード・プレコーションを研修などで、

多くの歯科医に知ってもらい、

実践してもらう必要性があるといえます。