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こんにちは 荒蒔です。

毎日の業務 お疲れ様です。

皆様このニュースを覚えていますか?

カレーチェーン店の「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋が廃棄した

冷凍ビーフカツの廃棄食品横流しした事件です。

ただ、食品廃棄物についての法律の規定が複雑すぎて、

実態からかい離している現況があり、 それが事件の起こった原因です。

本日は、もしあなたの会社で、廃棄食品の横流しがあった場合、

どのように対処すればよいのでしょうか?

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廃棄食品の横流し!?企業としての対策

 

廃棄物処理法と食品リサイクル法

そもそも、食品廃棄物を規制しているのは、廃棄物処理法と食品リサイクル法です。

廃棄物処理法は、大抵廃棄物が適正に処理されるように 規制を定めています。

これに対し、食品リサイクル法は、食品廃棄物を排出する、

会社がリサイクルを効率的に進めるためには、 廃棄物処理法の規制を緩和いたします。

ビジネス活動に伴う食品廃棄物は、 大きく2つのルートから排出されます。

第一は、スーパーやコンビニ、料理店などから廃棄される「流通ルート」

第二は、食品メーカーの工場や倉庫から廃棄される「工場ルート」です。

流通ルートから廃棄された食品は、一般廃棄物(一廃)になります。

弁当工場や給食センターや、外食チェーンのセントラル厨房など、

調理で出るものもこちらに値します。

ごみ回収はあなた自身と、または市町村が処理いたしますが、

大量に廃棄される場合には、市町村の清掃工場などで、 断られることががあります。

産廃とは、ビジネス活動に伴って生じた廃棄物のうち、

紙くずや木くずなど廃棄物処理法で定められた20種類を指します。

食品系では

「動植物性残さ」「廃酸」「廃アルカリ」「廃(食)油」 などが、

この20種類に該当します。

ここで注意点が必要なのは、 動植物性を残さず、すべてが産廃になるわけではありません。

廃棄物されたものはどうなるの?

関連画像

「食品製造業、医薬品製造業、香料製造業」 から排出されるものに業種が限定されます。

これに対し一廃は、産廃以外の廃棄物と定義されています。

だから、流通ルートは一廃になります。

一廃と産廃では、規制の中身が異なります。

例えば産廃は、 排出する場合に、

マニフェストを交付し処分が完了するまで、

管理する事 が排出会社に義務付けられているが、

一廃にはマニフェストの交付義務はない。

処分する施設も廃棄物処理と、産廃では許可の種類が異なります。

2つ目の工場ルートから廃棄される食品は、 業種指定に該当するので、産廃となります。

しかし、賞味期限切迫などによる物流倉庫からの在庫廃棄は、

荷主が食品メーカーか流通会社かによって、 産廃になるか一廃になるかが決まります。

これも大量廃棄される事例は、 事実上産廃として処分される事が多いです。

また細かな事を言うと、壱番屋の廃棄冷凍カツの場合、

自社工場や協力工場からの廃棄は産廃、協力工場から自社倉庫、

物流倉庫に入庫した後の廃棄や、お店に出荷した後のキャンセルの時は、

一廃になると考えられます。

また、一廃の収集運搬については、広域運搬をできるにするために、

普通は、市町村刻みで取得しなければならないという、

収集運搬の許可が免除される特例があるのです。

同法の登録改修使用事業者への運搬や、

認定事業者 (補修使用事業計画の認定を受けた食品関連ビジネス者) からの、

委託が対象になる。 一方、産廃の収集運搬には許可の特例はない。

処分については、一廃にも産廃にも許可の特例がないので、

流通ルートと、工場ルートの双方の食品廃棄物を処分する、

処理施設 (リサイクル工場)は、

一廃と産廃のいずれもの処分業許可が必要です。

不可欠な許可が一つでも欠ければ、

無許可処分として処罰の対象になります。

法的には、一廃だが事実上産廃として処分されている廃棄物を、

一廃の許可がない施設で処分すれば、処理委託契約書の約束や、

マニフェストの交付など、合法な申込み手順を踏んでいても、

厳密には違法な委託であり、無許可の処分です。

1971年に廃棄物処理法が施行されてから、 45年が経過するのに、

いまだに 「守りたくても守れない法律」という混乱が続いていています。

けれども、規制に仕組み的な問題があるとしても、

会社が今度のような事件に関連した時に、それを言い訳にはできません。

現況にマッチして自衛する他ないと私は思います。

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