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こんにちは 荒蒔です。

猛暑の中 毎日の業務ご苦労さまです。

いやぁ~しかし、暑い。口癖のごとく言っております。

コスト削減シリーズとして、

「病院における業務改善の進め方」について、お話したいと思います。

どこの病院も、どこの企業様もそうですが、人件費の適正化は、

病院経営において、避けて通れない問題です。

人件費削減といえば、一例を申し上げますと、

・採用抑制

・賞与裁断

・委託への切り替え

といった施策が思いつきますが、中長期的な人材育成への影響や、

働いてらっしゃるスタッフさんのモチベーション、

帰属意識の低下が、危険性に繋がります。

従って、病院の人件費適正化を考えるうえでは、「生産性向上」

つまり、限定しれた人数と、

・時間でいかに収入を生み出すか

・残業を減らすかという視点

がとても大切になります。

直接業務と、間接業務の切り分け生産性を考える指標の一つとして、

「職員一人あたり医業利益」を病院間で対比すると、

・高い病院では約2500万円

・低い病院では約1100万円と2倍以上の差があります

この差が生じる原因の一つとして、業務の種類に着目してみましょう。

病院の業務は総て、

・利益や医療の質に直結する「直接業務」

・そうでないが病院を運営するために生じる「間接業務」

この2つに、分けることができます。

間接業務が多くあると、直接業務を圧迫し、利益が上がらないばかりか、

残業時間の増加や、医療の質低下を招きます。

間接業務を減らし、直接業務を増やすように、

業務改善を行う事が、生産性向上の基本的な考えです。

業務改善の進め方成功するためには、

大きく5つのステップをご紹介いたします。

それでは、参りましょう。

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業務改善の進め方成功する5つのステップ

STEP1:業務改善の目的

業務改善の目的・目標を定めて関係者に共有する現場は、

「可能な限りの事はやっている」

「人を増やすしか方法はない」

と感じている事が、多いはずです。

しかし、最初になぜ業務改善をするのか、目標は何なのかを共有し、

みなさん協力しあって、改善していくことが大切です。

例を挙げてみましょう。

薬剤部に対し、

「病棟薬剤業務実施加算を取るために、現在の人員で1名分に、投入したい」

とすれば、単純に「業務改善をしよう」と提案するよりも、前向きな議論ができます。

STEP2:改善対象業務の優先順位付け

業務を見える化する主観的な議論を避け、改善対象業務の優先順位付けや、

改善効果を定量化するために、大切な考え方です。

真っ先に、業務の棚卸を行い、対象部署の業務を、漏れなくリスト化します。

そのとき、各業務が

「直接業務」なのか

「間接業務」なのか

が大きなカギとなります。

その後、業務量リサーチを実施し、集計・分析する事で、業務量が定量化され、

誰がどの程度の業務を行い、どの業務にどれほど負荷がかかっているか、

把握していくことが大切です

STEP3:業務改善の優先順位をつける

業務改善の優先順位をつける業務が見えることができたら、

改善に取り組む、業務の優先順位を付け行います。

以下3つの視点で優先順位を決めると良いでしょう。

・投入時の大きい業務である事

・間接業務である事

・現場で働いている方が「問題がある」と感じている事

を聞き入れましょう。やはり、働いてる現場の声は、改善することにあたって大切です。

STEP4:改善の方向性

改善の方向性としては、一般的に4つの視点があります。

1.排除 :その業務はなくせないか?

2.結合と分離 :同時にできないか?別々にできないか?

3.入れ替えと代替 :順序やタイミングを変えられないか?

4.簡素化 :もっと単純に、簡単にできないか?

簡素化はアイデアとして、出る事が多々あるです。

「自動化」や「システム化」など、一件もっともらしいですが、

安易な策になってしまう事が多いため、最後に検討するようにしましょう。

STEP5:予定表に落とし込み

実行と成果検証具体策が決まったら、予定表に落とし込み、改善を実施します。

その後、成果のモニタリングを行い、

最初の目的が達成できたか?どうかを検証します。

一連の進め方のなかで、STEP4「改善の方向性と具体策を比較考量する」が、

業務改善の成功の鍵を握ります。

あなたの病院でも行ってみて下さい。一番言えることは、

現場の声を聞き、現場を知るということです。

これは、病院だけでなく、どの職場にも当てはまります。

年齢問わず、意見を何でも言い合える、職場を目指したいものですね。