こんにちは 荒蒔です。
私の会社では、感染性廃棄物をテーマでブログを書いております。
実際、コストを下げるには、「ゴミを減らす事」ですが、
感染をしないために、感染性廃棄物を捨てがちではないですか?
「安全第一」ですが、ゴミの量の見直しも大切です。
本日は、病院コスト削減シリーズ~感染性廃棄物処理費の見直し方~
について、述べさせていただきます。
具体的には、ガーゼ、包帯、ギブス、紙おむつ、注射針、注射筒、輸液点滴セット、
試験管等の検査器具、血液、臓器・組織等です。
多くは手術室や病棟、検査室等で、感染は発生いたします。
産廃業者に頼み、処理を行ってもらいます。
私どもの会社で、感染性廃棄物処理費を調べたところ、
総合病院で、100床あたり、年間約550万円以上の処理費が、かかっています。
驚きですよね。それでは、コスト削減するには、どのようにすればよいのでしょうか?
総処理費=単価×廃棄量
感染性廃棄物処理費の削減においては、
「単価」と「廃棄量」の視点で、考えていくことが、重要です。
単価を見直す
単価には、重量依拠(廃棄物1kgあたり処理費)・容量土台(ペール容器1Lあたり処理費)
の2通りあり、契約によって異なります。
業者の方が、作業を行う人件費が算出されることは、
感染性廃棄物を入れる容れ物の種類と、容量の適正化で判断します。
感染性廃棄物を入れる容れ物には、ペール容器と段ボールの2種類があり、
各々20L・45L・50L等の大きさがあります。
1Lあたり単価は、一般的に、ペール容器より段ボールの方が安価であり、
容量も大きい方が安価です。
従って、注射針や包帯など、鋭利なものや液体付着物を入れる、ペール容器に、
容量の負担になる衣類を入れていたり、多くの感染性廃棄物をかさむと、
容器を多く使うことになり、容器代のコストが、かかってきます。
もう一度、各部門によって、容器の大きさは違いますが、
必要な大きさか?どうか?確認して、最適な大きさのペール容器を選びましょう。
廃棄量を見直す
廃棄量を減らす事は、最もシンプルなことであり、効果的なコスト削減方法です。
ようするに、「ゴミを減らすためには、どのようににすればいいか?」
を考えればよいのです。
例えば、感染性廃棄物ではないにも関わらず、感染性廃棄物用の容れ物に、
捨てられる事例は、少なくないのです。
使用済オムツや術衣など、一見感染性廃棄物と思われるものでも、
感染の危険性のものとして、感染患者のものや、血液付着がなければ、
一般廃棄物として処理ができるです。
そして、処理に出す場合の容れ物の使用率も要点です。
特に容量をベースでの契約の事例は、容器にゆとりがある状態で、
処理に出すと無意味が生じます。
最低でも80%以上は詰めた様子で処理に出しましょう。
廃棄量の見直しは、感染性廃棄物が発生する頻度の高い病棟や、
手術室スタッフのコスト意識が大切です。
スタッフへ定期的に、教育を行なければなりません。
ゴミの分別方法や、感染性廃棄物とそれ以外のごみ箱に、
離れた箇所に据え付けする等の、対策を検討してみてください。