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看護にちは、荒蒔です。

毎日の業務、お疲れ様です。

さて、本日からシリーズものとして、

『看護師さんによる、キャリアアップに必要な資格』

をご紹介します。看護師のキャリアアップめざす方、

ぜひ読んでいただき、何かプラスになれば良いと思っております。

本日は『専門看護師』について、一緒に勉強していきましょう。

また、資格を取ることにより、メリット・デメリットもあります。

オススメの書籍

看護師・看護学生のためのレビューブック 2019 [ 岡庭 豊 ] 

現象学でよみとく 専門看護師のコンピテンシー [ 井部 俊子 ]

専門看護師の思考と実践 [ 専門看護師の臨床推論研究会 ]

看護師による、キャリアアップに必要な資格~専門看護師編~

 

資格を取るメリット・デメリット

まずはじめに、資格を取ることのメリット・デメリットを確認いたしましょう。

それを、先に確認する理由として、

「うちの病院のでは、そこまで立派な資格は不要です」

と考える医療機関もあるからです。

ただ、資格だから、取るのではなく、

必要だから取るという感じで取って下さい。

必ず、確認してくださいね。

メリットとしては、

1)確実にスキルアップできる 2)業務の裁量範囲が広がる

3)管理職への道が開ける   4)給料が上がる可能性がある
デメリットとしては、

1)資格を取得するのに時間と費用がかかる

2)管理職や給料アップが約束されているわけではない

専門看護師になるにはどうするればいいの?

それでは、専門看護師になるには、

どうすればいいのでしょうか?見ていきましょう。

専門看護師の資格は、

1)5年以上の実践経験

2)看護系大学院での修士課程修了

の2条件をクリアした看護師が、専門看護師認定審査に合格して取得できます。

主な役割として、6つあります。

実践:個人・家族または集団への卓越した看護実践

相談:看護職等へのコンサルテーション

教育:看護職者に対する専門分野の教育的機能

調整:保健医療福祉チームへのコーディネート

研究:専門知識・技術向上及び開発をはかるための実践の場における研究活動

倫理調整:個人・家族または集団の権利を守るための倫理的問題や葛藤の解決

また、専門看護師は、次の、13個に分かれております。

1.がん 2.慢性疾患 3.感染症 4.精神 5.老人 6.在宅 7.急性・重症患者

8.母性 9.地域 10.小児 11.世帯支援 12.遺伝 13.災害

1人の看護師が、いくつかの専門領域を、

選択する事はまれで、1つの領域に絞るのが一般的です。

ですので、専門看護師を目指す人は、いまから自らがどの専門を極めたいのか

を考えながら、業務に取り組むとよいでしょう。

最近、注目してもらいたいものは、12の遺伝看護・13の災害看護です。

この2つについては、新分類で、2017年12月に始動いたしました。

専門看護師を目指す人にとって、新しい分野なので、わかりやすく解説いたします。

12.遺伝看護

遺伝看護遺伝看護の対象となる、患者さんへのケアでは、

患者さんの遺伝的問題を、見極めた診断や予防し、治療が行われます。

遺伝看護方面の専門看護師は、こうした特徴を把握した上で、

患者さんの意思判断のための、支援や社会貢献を目指します。

他にも、遺伝関連の病の治療は、生涯続く事から、

看護師もその患者と「一生の付き合い」になるかもしれませんね。

それだけにとどまりません。

遺伝は「次の世代」にも、引き継ぐことができます。

これまでの医療システムとは、

異なる「ゲノム医療」のためのシステムを、築く必要があります。

「ゲノム医療」とは、DNAに含まれる遺伝情報全体を、

より効率的・効果的に病気の診断と治療などを行うことです。

遺伝看護の専門看護師も、国家プロジェクトでもあるので、

すごくやりがいのある仕事だと言えます。

13.災害看護

災害看護災害看護は、「自然災害大国」日本ならではの専門領域といえます。

被災地での医療は、災害生じて時から、10年以上続く事が想定されます。

そして、地震、台風、火事、竜巻など災害は各々異なる特性を持つため、

必要な医療も異なってきます。

加えて、医療組織も被災対象となるので、人的・物的資源が限定された中で、

医療と看護を行わなければなりません。

災害看護の専門看護師は、そうした「ギリギリの様子」の中で、

看護を供給する事が求められているのです。

他にも、傷や内臓疾患への応対だけでなく、被災地では、

メンタルヘルスへの配慮も肝心になります。

心のケアも、災害看護専門看護師の大きな業務になります。

そのほか、多職種協力に加えて、復興を指揮する行政との、

受け応えも業務に加わります。

専門看護師と認定看護師、2つの資格の違いは?

専門看護師と認定看護師は、医療の高度化・専門化にともない、より専門的な看護師や、

看護師を、マネジメントする人材を育成しようという、考えにもとづいて作られた資格です。

日本看護協会が、それぞれの、資格認定制度の目的が記載されています。

◆専門看護師制度

専門看護師制度は、複雑で解決困難な看護問題を持つ、個人、家族及び集団に対して、

水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、

特定の専門看護分野の、知識・技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、

保健医療福祉の発展に、貢献し併せて看護学の向上を、

はかることを目的としています。(出典:日本看護協会)
◆認定看護師制度

認定看護師制度は、特定の看護分野において、

熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる、

認定看護師を社会に送り出すことにより、

看護現場における看護ケアの広がりと、

質の向上をはかることを目的としています。(出典:日本看護協会)
専門看護師は、専門知識・技術を持つだけでなく、

指導者や医師と患者さん、各機関との調整役を担うほか、教育、看護学のための研究なども行います。
認定看護師は、

「ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践の出来る者」とされます。

看護師としての、

キャリアアップを考えたとき、どちらも高い水準の技術と知識が求められます。

それぞれの役割の違いを理解し、認定までの、道のりを考えることはとても大切です。

オススメの書籍

看護師・看護学生のためのレビューブック 2019 [ 岡庭 豊 ] 

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専門看護師の思考と実践 [ 専門看護師の臨床推論研究会 ]