こんにちは 荒蒔です。
毎日の業務 お疲れ様です。
看護師さんの、人手不足は深刻化しております。
その中でも、就業している看護師は約154万人。
高齢化社会が進んでいる今、2025年には、
200万人の看護師が必要だといわれています。
そのため、最近では、看護師の離職率を下げようと、
労働条件の見直しを、はじめた病院も、あるそうです。
しかし、忙しい看護師さん。
転職先の情報収集にかける時間がとれませんよね。
そこで、本日からシリーズものですが、
よい転職先を見分けるための、ノウハウをお伝えします。
まぁ、転職するにあたり、情報収集は命!ですから、
正しい、見分け方を行いましょう。
以前、私のブログで、
をご紹介いたしました。こちらも、ご覧ください。
それでは、参りましょう。
目次
求人の正しい見方編
チェックポイントとしては、この4つです。
1)給与:「基本給」と「賞与」をしっかりチェック 2)休日:「休日休暇」と「年間休日」をチェック 3)シフト勤務:シフトの時間帯をチェック 4)具体性:福利厚生や待遇欄をチェック
では、ひとつずつ、紐解いていきましょう。
給与:「基本給」と「賞与」をしっかりチェック
給与欄には、「月給○万円」という表記がされていることが多いです。
月給は、基本的に「基本給」+「各種手当」
で成り立っています。
この、基本給の金額を、把握しておくことが大切です。
なぜなら、賞与は、月給から各種手当てを除いた、
「基本給×○ヶ月分」で算出されることが多いからなんです。
例えをあげてみましょう。
月給30万円だとしても、その内訳は「基本給」が20万円。
「各種手当合計」が10万円という形だったりします。
その場合、賞与が基本給の4ヶ月分だとすると、
賞与の支給額は20万円×4=80万円となるんです。
30万円×4=120万円ではないことに注意してください。
つまり、月給と基本給の違いを理解していないと、
賞与の金額を、勘違いしてしまいます。注意して、確認いたしましょう。
求人情報には、基本給が記載されていないケースもあります。
その場合は、面接時などに確認してみましょうね。
また、賞与は必ず支給されるものとは限りません。
求人情報に“賞与”という記載がない場合は、
そもそも賞与が支給されない、ということなんです。
そのため、転職前の職場で賞与があった人は
「賞与は当然もらえるもの」と誤解しまいがちです。
年間の支給額である「年収」はいくらなのか?という視点で、
求人情報をチェックするようにしましょう。
また、一般的には、同じ地域の病院間で給与がすごく違う!
ということは起こりません。
そのため、ほかの病院と比較して、給与が高すぎる場合には、
“なにか理由があるかもしれない”と考えることも、大切なことです。
たとえば、給与が高い病院は、ハードワークの職場で、
看護師の離職率が高いという場合があります。注意してくださいね。
休日:「休日休暇」と「年間休日」をチェック
あなたはこの違いわかりますか?
- 完全週休2日制
- 週休2日制
どちらも週に2日お休みがあるように見えますか?
実は大きく違います!
「完全週休2日制」⇒毎週必ず2日のお休みがあること
「週休2日制」⇒週に2回のお休みがある週が、1ヶ月に1回以上あること
を意味します。
つまり、「週休2日制」は、「月5日以上のお休み」しか保証されていません。
給与が高い病院の場合、
条件を見てみると「週休2日制」になっている場合があります。
出勤日が多ければ、給与が高いのは当然なので、
求人情報をしっかりチェックしてください。
また、「4週8休」などの表現を使っている病院もあります。
「4週8休」は、一見「完全週休2日」と同じに思えます。
「4週間のトータルで8日休めますよ」という意味です。
つまり、週の休みが1日のこともあれば、2日や3日の週もあります。
毎週必ず2日休みがあるとは限りませんので、注意してくださいね。
休みの日数を把握するために一番確実なのは、
「年間休日数」を知っておくことです。
この日数が分かると、1年を通して、
どれくらいお休みがとれるかが分かるので、
しっかりチェックして下さいね。
シフト勤務:シフトの時間帯をチェック
シフト勤務の場合に、チェックしておきたいのは、
各勤務時間帯が、重なっているかどうかです。
30分くらい重なっている場合には、
その時間が「申し送りの時間」にあたります。
もし、勤務時間帯が重なっていない場合は、
勤務終了後に申し送りの時間があることもあります。
その際、申し送りの時間は、
残業がつかない病院もありますので、注意が必要です。
このあたりの情報は、求人情報だけではわからないので、
面接のときに、しっかり確認してみましょう。
具体性:福利厚生や待遇欄をチェック
求人情報(求人票)は、病院に応募する人を、
たくさん集めることを目的に書かれています。
そのため、病院の中には、自院のアピールポイントを、
強調して書いている場合があります。
そこで、求人情報を見る際には、
「なぜ、このポイントをアピールしているのか?」
と言うことです。
よく見かける、アピールポイントを見てみましょう。
働きやすい職場です⇒託児所はあるのか?
教育研修が充実しています⇒具体的な教育プランが記載されているか?
有給がとりやすいです⇒有給消化率の具体的な数字は?
求人情報をチェックした上で、気になる点があれば、
面接などの場で、しっかりと質問するようにしましょう。
また、求人情報のアピールポイントが少ないからといって、
その病院が、ダメと判断するのはやめましょう。
なぜなら、急いで求人を出しているような病院の場合は、
アピールポイントを、しっかり書かずに、
求人を出してしまうことがあるからです。
そうなってしまうと、求人情報だけでは、
その病院がいいのかどうかわかりません。
なので、そういう場合には、
転職サイトのコンサルタントなどに相談し、
求人を探すことをお勧めします。
転職活動、頑張っていきましょうね。
次回は、病院の特徴や、
雇用条件をしっかり確認する方法を
お伝えします。次回も、よろしくお願いします。
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