こんにちは 荒蒔です。
毎日の業務お疲れ様です。
令和になって、数日たちましたが、どんな時代になるんでしょうか?
スターバックスが、2020年までに、プラスチック製ストローを廃止すること
を発表したことは有名ですよね。
それでは、病院側はどうなるでしょうか?
もしかして、ペール容器が、なくなる時代になるかもしれませんね。
大げさに言ってしまいましたが、
そこで本日は、プラスチックの環境問題および、海洋プラスチック汚染について、
お話したいと思います。それでは、参りましょう。
2050年問題 プラスチックの海 脅かされる海の生きものたち
海洋プラスチック汚染とはどのような問題なのか

海洋プラスチック汚染は、世界規模で起こっている環境問題です。
それは、私たちの健康や産業・経済に関わる問題ですよね。
今日、世界全体の海洋ごみのうち、最大の割合を占めているのがプラスチックです。
その正確な量は、わからないものになっております。
海域によっては、
「外洋に蓄積しているごみのうち99.9%がプラスチックである」
との報告もあるほどです。
合成物質である、プラスチックが、たくさんあることによって、
海洋環境や社会、経済への有害な影響も、大きく関わってきます。
しかし、実際の所、その影響の全体像は、私たちにはまだわかっていません。
海洋は、どの国も、権限によって支配するしておらず、
国が領有したり、支配することはできません。
海域を有するには、「地球上で最大の共有財産」でもあるとも、言われております。
したがって、海洋プラスチック汚染に、効果的に対処するためには、
地球規模で、海洋を管理・統治することが必要となってきます。
つまり、海洋プラスチック汚染問題とは、
国際政治の問題でもあるとも言えます。
プラスチックの蓄積量はどのくらい?

それでは、海洋を汚染しているプラスチックは、実際にどれほどの量なのでしょうか?
それは、正直、答えはまだわかっていません。
現時点でわかっていることは、
海洋プラスチック汚染は、世界的な問題であるということです。
そして、年々悪化しております。
原材料として、プラスチック樹脂および、繊維の世界全体の生産量は、
1950年の200万トンから2015年には3.8億トンに増加しております。
2015年までに、生産されたプラスチックの総量は83億トン。
一次プラスチック廃棄物および、二次(リサイクル)プラスチック廃棄物の累積量は、
63億トンとも言われております。
そして、現在のまま、生産と廃棄物管理の趨勢が続くとしたら、
2050年までに、約120億トンのプラごみが埋立地が、
自然環境に大きな問題となります。
そして、プラスチックは、世界全体の石油消費量の20%を使うことになるのです。
また、現在では、世界全体で、毎年1~5兆枚のレジ袋が、使われているとも言われております。
5兆枚とすると、1分ごとに1,000万枚のレジ袋が使い捨てられているのです。
これらのレジ袋を、毎時地球を、7回覆う面積に達すると言われております。
膨大な量のプラスチック製品を、私たちは使い捨て、
膨大な量のプラスチックごみを出し続けているのです。
それは、もちろん、海洋汚染にもつながります。
2017年現在、毎年950万トンものプラスチックごみが、
新たに海へと、流出しているということは事実です。
海洋プラスチック汚染の発生源とは?

それでは、海洋に存在するプラスチックは、いったいどこから来ているのでしょうか?
陸上から、海に入るプラスチックもあれば、海洋起源のものもあります。
すべての海洋プラスチック汚染のうち、
80%ほどは、もともとは陸上にあったプラスチックです。
陸上のプラごみが海洋に入るルートは、主に次のものがあります。
1.下水や豪雨時の雨水が処理されずに海に流入し、 下水などに含まれているプラスチック汚染が海洋に入る 2.工業生産プロセスからのプラスチック素材が不適切に廃棄され、海に流出する 3.道路上のゴミが排水管に入り、海に流出する 4.沿岸地にある埋立地から、プラスチック汚染が海に流出 5.海水浴客や釣り人などが残したプラごみ
他方、海における海洋プラスチック汚染源は
1.漁網や漁具が波にさらわれたり捨てられたりして、海中に残る 2.大型クルーズ船からの汚水・ごみ 3.ボート利用者が捨てたごみなど 4.輸送船からの汚水・ごみ
などがあります。
洪水や津波、台風などによっても、陸上にあるプラスチックや、プラごみが海洋に流出する。
これも海洋プラスチック汚染の大きな発生源となります。
洪水や台風などは、気候変動の影響で、その頻度を増すと考えられております。
今後の海洋プラスチック汚染のさらに、大きな排出源となる可能性があります。
いかがでしたか?
令和になり、環境問題や超高齢化社会など、
問題はありますが、いい時代にしていきましょうね。