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こんにちは 荒蒔です。

5月に注意してほしい感染症シリーズ NO.2『咽頭結膜熱(プール熱)』です。

この感染症の特徴は、

1)6月末から夏季にかけて流行

2)プールの水によって感染する

一瞬、6月末からと思いがちですが、5月なのにもかかわらず、近頃、25℃以上の夏日が続き、

5月下旬辺りから『プール開き』をする所が、多いそうです。

そもそも、夏期に大流行しやすく、冬期でも、小流行するといわれている

咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)ですが、子供がプールの水によって、

感染することがあるため、「プール熱」といわれるようになりました。

子供にかかりやすいといわれています。

しかし、21歳以上の大人の発症が、全体の約8%認められており、

大人でも起こりうる病気です。感染を未然に防ぐためにも知っておきたい感染経路や、

大人が発症したときの症状などを詳しく見ていきましょう。

大人のプール熱(咽頭結膜熱)の症状

プール熱は急性ウイルス性感染症のひとつです。

アデノウイルスという、ウイルスがきっかけで起こると考えられています。

アデノウイルスとは、血清型がいくつかあり、その種類によって様々な病気をもたらします。

例えば、呼吸器系の疾患の咽頭炎(いんとうえん)・

扁桃炎(へんとうえん)、肺炎などです。

ほかにも、胃腸炎をはじめとする、消化器系の疾患や、流行性角結膜炎の眼疾患、

肝炎や脳炎などを引き起こします。

咽頭結膜熱を起こしやすいといわれているのは、血清型の分類でいう3型です。

先程から、子供に感染症が多いからと言って、

大人であるあなたも、気を緩んではいけません。感染する恐れがあります。

潜伏期間感染してから、

発症するまでの潜伏期間は、約5〜7日あるといわれています。

大人も子供も一緒で、咽頭結膜熱という病名からわかるとおり

「咽頭炎」「結膜炎」「発熱」が主な症状とされています。

これらに加え、咽頭炎によるのどの苦痛、結膜炎による目の充血や眼痛、

発熱による頭痛や食欲不振だけでなく、リンパが腫れたり、

腹痛や、下痢などの症状をともなったりする事があります。

重症化しやすい時多くの事例、発症してから、3〜5日程度症状が続くとされていますが、

約1〜2週間で改善に向かうといわれています。

ただし、心肺機能や免疫機能の低下といった、基礎疾患のある人や高齢者の人は、

アデノウイルスの血清型によって、呼吸障害や、細菌の二次感染などを引き起こす

確率があり、重症化する事もあるといわれています。

これらに当てはまる方は、感染に用心しましょう。

 

もしあなたのお子さまが、咽頭結膜熱(プール熱)と診断されたら

咽頭結膜熱(プール熱)と診断されたら、学校にすみやかに連絡し、

傷病証明書」を受け取りましょう。咽頭結膜熱(プール熱)の症状がなくなり、

医師の許可が出たら、証明書に登校許可日を記入してもらい、学校へ提出します。

社会人・大人の場合は、子どものように、明確な出席停止期間はありません。

アデノウイルスは感染力が強いため、咽頭結膜熱(プール熱)と診断された場合は、

症状がなくなるまで、出社を控えた方がよいでしょう。やむを得ず外出する場合は、

マスクを身につけ、うがいや手洗いを徹底するなど、感染が拡大しないよう

十分気を遣いましょう。

また、咽頭結膜熱(プール熱)の原因である、アデノウイルスの感染力は、

感染から発症までの数日間がもっとも強いです。

その上、症状が治まっても、目や咽頭からは2週間、便からは、1か月ほど、

ウイルスが排出されることがあります。

そのため、登園・登校はできますが、手洗いやうがいなどの予防はしっかり行い、

2週間はプールに入るのを控えましょう。

『せっかく治ったのにプールに入れないなんて』て、思うかもしれんませんね。

たまに、登園・登校開始=プール解禁と、思われる方もいらっしゃるようなので、

十分注意してください。

発症期間はもちろん、症状が治まった後も気をつけることで、

感染の拡大を防ぐことが可能です。ぜひ注意してくださいね。